『ユージュアル・サスペクツ』(原題:The Usual Suspects)
日本公開年 | 1996年 |
上映時間 | 106分 |
監督 | ブライアン・シンガー |
脚本 | クリストファー・マッカリー |
出演 | ケヴィン・スペイシー |
チャズ・パルミンテリ | |
ガブリエル・バーン | |
スティーヴン・ボールドウィン | |
ベニチオ・デル・トロ | |
ケヴィン・ポラック | |
ピート・ポスルスウェイト | |
ピート・ポスルスウェイト | |
スージー・エイミス | |
ジャンカルロ・エスポジート |
あらすじ
冒頭で、左手に拳銃を持つ謎の男が船上で複数の人物を殺し、船は爆発・炎上して、銃殺体を含む多数の遺体が見つかる。
この船はカリフォルニア州のサンペドロ港に停泊していたマフィアの麻薬密輸船であり、爆発と多数の死者は、マフィアと対立組織の抗争によるものと思われた。
関税局捜査官のクイヤンは、その事件で一人だけ無傷で生き残った、詐欺師で左側の手足に麻痺があるヴァーバル・キントを尋問する。
キントは、サンペドロ港での密輸船爆発事件が起こるまでの一連の過程をクイヤンに語る。それは次のような話である。
警官の汚職が絡んだ宝石強奪をマクマナスがキートンらに持ちかけ、5人はこれを実行して成功させる。
そしてカリフォルニアで取引相手の故買屋レッドフットから新たな宝石強奪をもちかけられ、再び5人で実行するが、強奪したケースに入っていたのは宝石ではなく少量の麻薬だった。
翌日、カイザー・ソゼの名を聞いたフェンスターは逃亡するが、死体となって発見される。
キートンは、カイザー・ソゼなど実在せず、コバヤシこそがカイザー・ソゼだと主張しコバヤシを殺そうとするが、恋人のイーディを人質にとられており、残る3人もそれぞれ身内を盾に脅される。
フェンスターを除く4人は結局、命令通りに船を襲うことになる。
キートンは、なにかあったらお前だけは逃げてイーディに助けを求めろとキントに言い、船に乗り込むが、船内に麻薬はなかった。
ホックニーとマクマナスは現場で何者かに殺され、キートンも銃撃され甲板の隅に追い詰められる。
岸壁で隠れて船の様子を見ていたキントは、甲板でキートンがカイザー・ソゼ(と思われる何者か)に射殺されるのを目撃する。
そして、カイザー・ソゼは船に火を放ち去っていった。
キントの身柄拘束はその後まもなく解かれ、警察署を去っていく。
一方、クイヤンは、キントの証言に出てくる重要な固有名詞の全てが、キントの尋問を行っていた部屋の壁に掲示されている書類などに書かれていたことに気がつく。
例えば”コバヤシ”はクイヤンの持っていたマグカップの裏底に印刷されている製造会社の名前であり、その他の固有名詞は、壁の書類に見つけることができた。
クイヤンは、警察署を出て行ったキントを慌てて追う。しかし歩いていくキントの左手足には次第に麻痺がみられなくなり、更にはキントを迎えに来た車の運転席には”コバヤシ”が座っていた。
キントを見失ったクイヤンは途方に暮れる。
まだ残っているワールド・トレードセンターが印象的
・”カイザー・ソゼの仕事でバンの後ろから、載せてあったトランクを開けたあと、身体に火薬袋?血糊袋がみえる
・キントが≪雑談≫を終えて部屋を出た後、一服のコーヒーを飲むクイヤン。壁の事実を目にしたときに落としたコップの割れ方