カッコーの巣の上で 原題: One Flew Over the Cuckoo’s Nest
日本公開日 | 1976年4月3日 |
上映時間 | 133分 |
監督 | ミロス・フォアマン |
脚本 | ローレンス・ホーベン/ボー・ゴールドマン |
原作 | ケン・キージー 『カッコウの巣の上で』 |
制作 | ソウル・ゼインツ/マイケル・ダグラス |
出演 | ジャック・ニコルソン |
ルイーズ・フレッチャー | |
ダニー・デヴィート | |
ウィル・サンプソン | |
シドニー・ラシック | |
ブラッド・ドゥーリフ | |
マイケル・ベリーマン | |
クリストファー・ロイド | |
ウィリアム・レッドフィールド |
あらすじ
刑務所から逃れるため詐病によって精神病院に入院してきた主人公のマクマーフィー。
向精神薬を飲んだふりをしてごまかし、婦長の定めた病棟のルールに片っ端から反抗していく。
グループセラピーなどやめてテレビでワールドシリーズを観たいと主張し、他の患者たちに多数決を取ったりする。最初は患者たちは決められた生活を望むが、マクマーフィーとともに生活をするうちに彼に賛同するようになる。
またほかの患者と無断で外出し船に乗せて、マクマーフィーの女友達とともに海へ釣りへ行く。
こうした反抗的な行動が管理主義的な婦長の逆鱗に触れ、彼女はマクマーフィーが病院から出ることができないようにしてしまう。
ある日患者が騒動を起こした際、止めようとしたマクマーフィーも一緒に、懲罰である電気けいれん療法を受けさせられてしまう。
マクマーフィーは、しゃべることのできないネイティブアメリカンであるチーフとともに順番を待っていたが、実際は彼がしゃべれないフリをしていることに気づき、一緒に病院から脱出しようと約束する。
しかしチーフは、自分は小さな人間だとその誘いを断る。
クリスマスの夜、マクマーフィーは病棟に女友達を連れ込み、酒を持ち込んでどんちゃん騒ぎをやる。
一騒ぎ終わった後の別れ際になって、ビリーが女友達の一人を好いていることに気づく。
ビリーはマクマーフィーに可愛がられていた。マクマーフィーは女友達に、ビリーとセックスをするよう頼み込み、二人は個室に入っていく。
二人の行為が終わるのを待っている間、酒も廻り、ついに寝過ごしてしまう。
翌朝、乱痴気騒ぎが発覚し、そのことを婦長からビリーは激しく糾弾され、母親に報告すると告げられる。そのショックでビリーは自殺してしまう。
マクマーフィーは激昂し、彼女を絞殺しようとする。婦長を絞殺しようとしたマクマーフィーは他の入院患者と隔離される。
チーフはついに逃げ出すことを覚悟し、マクマーフィーを待っていたが、戻ってきたマクマーフィーは病院が行った治療(ロボトミー)によって、もはや言葉もしゃべれず、正常な思考もできない廃人のような姿になっていた。
チーフはマクマーフィーを自らの手で窒息死させた後、窓を破り精神病院を脱走する。