PITY ある不幸な男

PITY 洋画
PITY

PITY ある不幸な男  原題 oiktos

ポーランドとギリシャの共同制作

日本公開年 2021年
上映時間 99分
監督 バビス・マクリディス
脚本 エフティミス・フィリップ
出演 ヤニス・ドラコプロス
エビ・サウリドウ
マキス・パパディミトリウ

 

あらすじ

ポーランドのとある海辺の街で暮らす「弁護士」。

彼は、綺麗な一軒家で10代の一人息子と暮らし、健康も良好で礼儀正しく、いつも小綺麗な格好をしていて、誰の目から見ても不自由のない暮らしを送っていた。

しかし、彼は突然の事故によって妻が昏睡状態になるという悲劇に遭ってしまう。

眠り続ける妻を必死に看病する彼の姿を見て、周囲の人たちは同情し、優しく接するようになる。

毎日差し入れを届けてくれる隣人、彼の気持ちに寄り添う秘書等、様々な人達から親切にされることに心地良さを感じ、次第に依存していく。

そんなある日、昏睡状態だった妻が長い眠りから目を覚ます。

もちろん、彼も周囲の人たちも彼の妻が目を覚ましたことを心から喜ぶが、彼は周りの人たちからの親切がなくなったことに落胆した。

「再び周りから優しくされたい。」

「もっと不幸なことが起きれば優しくして貰えるはずだ。」

そう考え始めた彼は、ゆっくりと壊れ始め、狂気へとひた走る。