エクストリームジョブ

エクストリームジョブ　原題：극한직업

5人の麻薬捜査班は、それぞれ人並み外れた体力と情熱を持っていた。

昼夜を問わず事件を追うが、いつもミスで被疑者を取り逃がすので解体寸前となっていた。

ムベ率いる犯罪組織が麻薬密輸事件を起こし、麻薬捜査班に指令が下される。

ムベ一味のアジトの前にあるフライドチキン屋に通い監視をするが、証拠は掴めずにいた。

ある日、チキン屋の主人に「あなたがた以外に客が来ないから店を閉める」と言われる。

コ班長は、前借りした退職金でフライドチキン屋を買い取り、秘密捜査本部として監視を続けることにした。

ふとムベの手下がチキンを食べようと店に入ってきたが、「準備中」と彼らを追い返す。

このことから、フライドチキン屋の営業、アジトから出前注文を受ける、アジト内で現行犯逮捕、という作戦を決めた。

すると、絶対味覚を持つマ刑事が考案したレシピが好評となり、店が連日大繁盛してしまう。

5人は店の切り盛りに追われて、捜査を後回しにするようになる。

ついにアジトから出前の注文が入り、綿密に計画していた突入作戦を決行するチャンスが来た。

アジトの扉を開けるとムベ一味はおらず、ビルの大家が清掃員に振る舞うために注文したようだった。

5人が店を留守にしている間に、アジトは引き払われていた。

失望が広がる中、以前人気店としての取材を門前払いしたテレビの逆恨みで、チキン屋の悪評になるような編集映像を放送されてしまう。

その放送を知った署長は怒り捜査をせずに何をやっているのかと、無期限の停職を命じる。

しかしチキンづくりへの情熱が芽生えていたコ班長たちは、汚名返上のためにチキン屋の経営を継続する。

ある日コンサルタントを名乗る男が店を訪ねてきて、チキン屋を全国チェーンに拡大する経営計画を話し始めた。

それはチキン屋の映像特集をテレビで観ていたムベが送り込んだ男だった。

落ち目になった人気店の弱みに付け込み、チキンチェーン店の裏で麻薬の流通計画を企んでいたのだ。

妻に内緒でつぎ込んだ退職金を取り返したいコ班長は計画に応じる。

オープンした各地の支店はムベの麻薬配達基地となる。

本業である麻薬配達の片手間で作られたチキンの味はひどいものだった。

支店の評判が良くないことを聞いた5人は、運営会社内に「従業員教育部」を発足。

刑事として培った技能を用いて実態を調査していく。

チキンの梱包の中に入れられた麻薬だけ取り出し、チキンが食べられずに捨てられる。

配達員に麻薬中毒者がいる。

5人は計画を読みムベの居所をつかむが、先手を打たれマが捕まってしまう。

4人はマを救出するため戦いに挑む。