バックトゥザフューチャー2 BACK TO THE FUTURE PARTⅡ
公開年 | 1989年 |
上映時間 | 108分 |
監督 | ロバート・ゼメキス |
脚本 | ロバート・ゼメキス/ボブ・ゲイル |
製作総指揮 | スティーヴン・スピルバーグ |
出演 | マイケル・J・フォックス |
クリストファー・ロイド | |
リー・トンプソン | |
トーマス・F・ウィルソン | |
エリザベス・シュー |
あらすじ
マーティ・マクフライが1955年11月12日から1985年に帰還した翌朝、マーティとジェニファーの前に突然エメット・ブラウン博士(通称:ドク)がデロリアンで現れた。
未来においてマーティの息子がトラブルを起こし、それを機に未来のマクフライ家が破滅することが判明したという。
それを回避するため、マーティとドクはジェニファーや愛犬のアインシュタイン共々、30年後の2015年10月21日にタイムトラベルする。
デロリアンは空中を飛行するが、炎の軌跡を残して消える瞬間を、ビフ・タネンが目撃していた。
2015年10月21日に着いたマーティは、将来的にジェニファーと結婚すること。
彼女と自分の息子であるマーティ・マクフライJr.がひ弱でだらしない性格であること。
ビフ・タネンの孫であるグリフの言いなりになった挙句に窃盗容疑で逮捕され懲役20年の刑に処されること。
連鎖して娘が犯罪を犯し、マクフライ家の家族崩壊を引き起こしてしまうことを知る。
ドクの作戦でマーティは息子本人になりすまし、レトロ喫茶「Cafe 80’s」でグリフからの命令を断った。
しかし腰抜けと言われたことで怒ったため店内で喧嘩になり、ホバー・ボードによる追跡劇に発展するが何とか逃げ切る。
逆に、追跡劇で裁判所を破壊してしまったグリフが逮捕され、息子が起こすはずだったトラブルをどうにか未然に防ぐことができた。
未来からの帰りがけに、マーティは骨董品屋で1950年〜2000年の主要スポーツの試合結果が書かれた年鑑を買い、スポーツ賭博で小遣い稼ぎをしようとする。
しかしドクに見つかり「お金儲けのためにタイムマシンを発明したわけじゃないんだ」と叱られてゴミ箱に投棄される。
一連の流れを見ていた2015年のビフ老人は、デロリアンがタイムマシンであることを知り、ゴミ箱から年鑑を回収していた。
そうこうしている内に、眠らせて路地裏に置いていたジェニファーが2015年の本人と勘違いされ、警官に護送されてしまう。
マーティとドクは未来のマクフライ家へジェニファーを助けに向かう羽目になる。
目覚めたジェニファーは未来の暗雲たる自身の家庭と夫婦生活を知り、更に未来の自身と遭遇してしまったジェニファーはまたも気絶、どうにかドクによって回収された。
その頃、ドクとマーティがマクフライ家へ向かっている間にビフがデロリアンを盗み、どこかへタイムトラベルしてデロリアンを元の位置に戻す。
体調が悪化するビフは、弾みで杖の持ち手を折り、苦しみながらデロリアンから立ち去ると、過去の歴史を改変した影響によって存在そのものが消滅してしまった[5]。
トラブルを解決したマーティたちはデロリアンで1985年の夜に戻ったが、マーティの家には別の家族が住んでおり、窓から家へ入ると不審者扱いされて叩き出されてしまう。
ヒルバレーも様変わりしており、ビフは娯楽施設「ビフのカジノ・パレス」を擁する一大資産家に、そしてマーティの母ロレインはビフと再婚させられ、マーティは義理の息子となっていた。
そればかりでなく、マーティの父ジョージは1973年にビフに殺されていたのだ。
ジョージの墓の前で悲哀にくれるマーティの所へ、ドクがやって来てタイムパラドックスが起きた事を説明する。
ドク自身も、1983年に精神異常者として精神病院に入院させられることになっていた。
デロリアンの中で老人のビフが所持していた杖の持ち手を見つけ、過去のビフの写真にあの年鑑が映っているのを見つけたドクは、2015年のビフが年鑑を入手し、過去のビフに渡したと推測する。
全ての原因があの年鑑にあると気づいたマーティは、ビフの部屋で年鑑を手に入れた経緯を聞き出す。
ビフは、時計台に落雷があった1955年11月12日に、遠い親戚と名乗る老人からスポーツ年鑑を貰ったことや、年鑑を使ってスポーツ賭博で大金持ちになったことを話す。
そしていつの日か、イかれた科学者と一人の小僧が年鑑の事を聞きに来たら何も言わずに殺すよう言われたと、マーティを射殺しようとする。
マーティを屋上に追い詰めたビフは、ジョージが殺された時も、警察は自分の言いなりだったと、引き金を引こうとする。
しかしマーティはドクが操縦するデロリアンに飛び乗り、何とか危機を脱する。
ドクとマーティは、元の未来を取り戻すため1955年11月12日へと旅立つ。
1955年11月12日に戻ったマーティは若き日のビフが2015年のビフと接触するのを目撃する。
マーティとドクは別行動をとり、マーティは年鑑をとり戻すためビフの車に乗り込んだが、ビフのガレージに閉じ込められてしまう。
ビフ老人から年鑑を受け取った若き日のビフは車でダンスパーティーに向かい、マーティは年鑑を取り戻そうとするが、邪魔が入って思うようにはいかない。
ビフはパーティー会場でも年鑑を肌身離さず持ち歩いていたが、教師に見つかり、取り上げられてしまう。
マーティは教師の部屋に忍び込み年鑑を手に入れるが、それはカバーを替えた別の雑誌だった。
マーティはビフがジョージに殴られて気絶した場所に戻り、遂に年鑑を手に入れるが、ビフの仲間に見付かりパーティー会場に逃げ込む。
ビフの仲間たちはステージで演奏する過去のマーティを見つけ叩き出そうとするが、現在のマーティに阻止される。
マーティは屋上で待機するドクの元に向かおうとした矢先、最悪のタイミングでビフに見つかり、挑発に乗ってしまった為に襲われ、年鑑を奪われてしまう。
会場を後にしたビフを追うため、マーティはドクと合流してデロリアンでビフを追跡する。
マーティはホバー・ボードに乗り換えてビフの車に接近して年鑑を今度こそ奪い返す事に成功する。
それでも諦めず、怒り狂ったビフは悪魔の様な高笑いをしながら、マーティを車で轢き殺そうとするが、失敗して馬糞を積んだトラックに衝突し、またもや車と共に馬糞まみれになってしまった。
その後、マーティはバケツの中で年鑑を焼却する。
年鑑が消えたことにより、新聞の見出しが変わって未来が元に戻った事を確認したマーティとドクは、1985年に戻ろうとする。
だが、激しい嵐でマーティはデロリアンに乗れず、目の前で雷が落ちたデロリアンがドクを乗せたまま消えてしまう。
途方に暮れるマーティの元に、電報会社(ウエスタンユニオン)の男が現れ手紙を渡す。
それは、落雷の影響で1885年に飛ばされていたドクが、マーティ宛てに書いた70年を経た手紙であった。
マーティは1985年に戻るため、1955年のドクに会いに行く。
(前作・PART1で)ついさっき1985年へと帰っていったばかりのマーティが再び現れたことに驚愕し、1955年のドクは気絶してしまうのだった。
いたずらPOINT
街の中心にある池。その上で追われるマーティン。浮くスケートボードに乗っているが、遠目から見たとき地面に立って足をかいている。